― 「二期倶楽部は、アヴァンギャルドに勝てるか。」
「六志会(ろくしかい)」は、「無印良品」で知られるグラフィックデザイナーの麹谷宏氏によって結成された、男性だけの茶道集団です。
パフォーマンス性のある明るくて楽しい「茶会」の開催を通じて、古典とモダンとを結びつけ、現代生活の中に生きる伝統の意味を追求するのが六志会の茶の湯のスタイル。
その茶会の楽しさは、茶の湯の作法を知らなくても、また茶道具などに知識がなくても参加でき、立礼茶会というスタイルのために畳の上での正座という苦しみもなく、そして麹谷氏の講話を通じて茶会のコンセプトデザインの面白さが分ることで、茶の湯の世界に思わずぐっと引き込まれてしまうところにあります。
六志会の茶会の道具類は、テーマに合せて自作する作品を中心に構成されることで知られ、見立てや創作による茶道具や立礼席のデザインは、非常にアヴァンギャルドかつユニークなものです。
その六志会の茶会が、風も爽やかなこの六月、二期倶楽部にて開催されることとなりました。
この度の茶会のメインプログラムである「ガラスとワインの茶会」(6月13日)では、山のシューレ2010・アート・ビオトープ那須ガラス工房公開制作において製作された史上初のガラスの風炉や、二期倶楽部のレストランなどから集められたワインボトルを溶かして制作したガラス茶碗が用いられる予定です。
初夏の美しい新緑を透かして降り注ぐ光を、そのままガラスに溶け込ませたかのような柔らかな透明感あるグリーンの茶碗。
那須の地で生まれたこれらのガラスの茶道具を用いた、爽やかでアヴァンギャルドな野の茶席に、是非お出掛け頂ければと思います。
千利休によって完成された「侘び茶」は、約500年の歴史を持っています。
その当時、利休が新しい茶の湯のために工夫を重ねた手の跡をたどってみると、
時代の常識を超えた、前衛的で斬新な芸術活動だったことがよく分かります。
しかし、そうして受け継がれてきた伝統も、立ち止まっていては時代の波に追い越されてしまいます。
私たち六志会は、伝統の茶の湯を学びながら、片や、今の時代を反映させた
新しくて楽しいお茶会の姿も追い求めているのです。明治初頭に玄々斎千宗室によって
考案された立礼のスタイルに、現代の工夫を加えた「ワイン茶会」は、私たちのそのひとつのアヴァンギャルドな提案です。
麹谷 宏
〈日 時〉
2011年6月12日(日)1ウェルカム呈茶席・点心弁当・トーク「茶の湯アヴァンギャルド」・闘茶 11:00~18:00
〈料 金〉 25,000円
6月12日(日):Jワイントークディナー19:00~21:00
〈料 金〉 25,000円
6月13日(月)ワイン懐石・ガラスとワインの茶会 12:00~15:00
〈料 金〉 35,000円(麹谷宏作ガラス茶碗のお土産付き)
※6月13日:早朝茶の湯体験&野点茶飯席(ご宿泊プランお申込の方のみ) 8:00~10:00
※お申し込みに際しましては、お席数が僅かなため仮予約受付後、ご宿泊プランでお申し込みの方より正式予約とさせて頂きます。予めご了承下さい。
〈六志会・メンバー〉
麹谷 宏(こうじたに ひろし)
「無印良品」で時代のライフスタイルを提案したグラフィックデザインの長老。
青春のパリで学んだ、ワインを日本に啓蒙してフランス政府より叙勲。
財団法人国際茶道文化協会評議員。裏千家淡交会副支部長。
大中 誠(おおなか まこと)
ファシリティマネジメントのスペシャリスト。天性の好奇心は、衣食住遊のすべてを
カバーして時代の動向を見逃さない。ワインのシュヴァリエ称号を持つ。
角山 一俊(かくやま かずとし)
国際ライセンスを持つ弁護士。仕事柄、性格は真面目、生活は堅実。
大型二輪を愛し休日には孤高のツーリングを楽しむ。美食とワインにもうるさい。
渡邉 弘之(わたなべ ひろゆき)
日本生まれ。メキシコ育ちの国際人。食品総合商社を経営し、日本の食の安定、
安心、安楽に寄与する飲食の達人。オペラ界の隠れたサポーターでもある。
澤田 貴之(さわだ たかゆき)
名門SPAジャパンから独立したITコンサルタント。企業向けのITプロジェクトマネージメントに
情熱を燃やす多才な若き狼。
アーロン・ベラ(Aaron Vera)
メキシコ大使館一等書記官。在日8年目で日本語の読み書きを自在にこなす。
日本文化を愛し、合気道2級、居合道初段。
〈後見〉
北見 宗幸(きたみ そうこう)
茶道会館理事・講師。トヨタ自動車茶道部・呉羽化学茶道部・サントリー茶道部・
東京都市大学の講師のほか、テレビ、雑誌でも幅広く茶道の指導を行う。
〈専属ソムリエ〉
山田 晃通(やまだ あきみち)
ホテルオークラ出身。シニア・ソムリエ。ワインではブルゴーニュとボルドーの、
チーズではタスト・フロマージュのシュヴァリエ称号を持つ。