二期倶楽部周辺は7月に入ると、蛍が飛び始め、
夜の7時過ぎになると、
あちこちでほうと幻想的な光りがともります。
この蛍たちは、そのほとんどが私たちの育てた蛍です。
二期倶楽部の自然の達人として愛されているひげじいが
6年ほど前敷地内の湧水から水を引き、
キッチンガーデンの一角に川をつくりました。
蛍は水がきれいなところに生息するといわれますが、
敷地内の湧水はあまりにもきれい過ぎて、
蛍の餌となるカワニナという巻貝が棲みづらかったようです。
そこで、ひげじいはカワニナが生育しやすいような環境を整え、
少しでも自然に近い生態系をつくりました。
それでも、カワニナの生育は気候の寒暖に左右されることが多く、
蛍の数は、自然の法則に従わざるを得ません。
しかし、今夏はすでに飛びはじめしたので、
今年の蛍の成育は成功だったようです
「ほう、ほう、蛍来い。こっちの水は甘いぞ。こっちの水は苦いぞ」の歌とともに
あの蛍の飛び交う情景を記憶しているものにとっては
忘れることのできない原風景です。
「夏の夜。月のころはさらなり、
やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ、二つなど、
ほのかにうち光るて行くもをかし。」(『枕草子』)
そんな自然を楽しんでいただくためにはじめた蛍の生育。
私たちのささやかな贈り物です。
どうぞ、この夏、幽玄な夜をお楽しみください。
※ 源氏蛍-7/15ぐらいまでご覧いただけます。
※ 平家蛍-7/30ぐらいまでご覧いただけます。













