Archive

December 2013

タヌキの足跡

田んぼとテニスコートの間にある歩道
にタヌキの足跡を発見しました。

同じような大きさの足跡が並行して並んでいたのが見られたので、
タヌキのカップルが歩いていたのだと思います。

タヌキは1夫1妻制で、前文のようにペアで行動しているタヌキは、
相手が死ぬまで一緒に行動するとも言われています。

また、単独で行動するものもいますが、複数の家族が集まって行動することもあります。
縄張り争いもあまりないので、タヌキ間の関係性がとても強いことが分かります。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

ヘクソカズラ[屁糞葛]

キッチンガーデンにあるヘクソカズラは、
オレンジ色に完熟しています。

この実を潰すと悪臭がし、万葉集でも「糞葛」という名で出てくるくらいです。
確かに、実際潰して臭いを嗅ぐと、何とも言えない臭いがします。

また、この臭いは虫などから食害を受けないよう、自身を保護するために出しています。
しかし、この臭いが好きなヘクソカズラヒゲナガアブラムシというアブラムシがいるので、
結局食害を受けてしまいます。

このことから、お客様からも可哀想にという言葉をかけられる植物です。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

カリンシロップ作り

キッチンガーデンに置いてあったカリンが熟し、甘い香りが満ちてきたので
シロップ作りの作業を行いました。

カリンの表面のベトベトを洗い、
硬い実を出来るだけ薄くスライスします。

熱湯消毒した入れ物にカリン→砂糖の順で入れ、
ミルフィーユのようにし、密封出来たら終了です。

冷蔵庫などで保管し、徐々にカリンから水分が出て、
数年熟成すると美味しいシロップができます。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

2014

27日の夜雪がから少しずつ振り続き、今朝方には約15cmの雪が積もっていました。
朝の散策時にはウサギやカモ、リスの足跡を発見しました。

リスに関しては、足跡を辿っていった先に実際に見ることが出来、
お客様に喜んで頂けました。

散策途中で、お客様が書いたと思われる2014の文字を発見しました。
合わせて3箇所の2014の文字が見られ、
中にはHAPPY NEW YEARと描かれていたものもありました。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

アリッサム

レモンバーベナやタラゴンといったハーブが寒さで葉を落としていく中、
このアリッサムは至って元気です。

這うようにして広がる性質があり、
植えてある枠いっぱいにすみずみまで花を咲かせ、
甘い香りを漂わせます。

二期では主にエディブルフラワーなどに使われます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

門松作り

門松作り

本日、二期のスタッフの手で門松作りが行われました。
そば道場の山中さんの指導のもと、
ドライバーの倉沢さん、設備の内山さん
経理の駒場さん、ガラス工房の宮崎さんと、
様々なセクションの方が協力して、本館と東館の入口に設置されました。

「笑う門には福来たる」の通り、竹は笑っているように切ってあったり、
縄の結び目や周りを巻く藁の先が必ず上を向くようにしてあったり、
「難を転じる」ように南天(なんてん)の木を差したりと、
一つ一つの意味にきちんとこだわりを持って作られた門松です。

これから敷地内の各場所に鏡餅や餅花などのお正月飾りが設置され、
新年を迎える準備が整います。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

コシアブラの冬芽

タラノキに加え、もう一つ有名な山菜の冬芽をご紹介します。
こちらはコシアブラの冬芽です。
「シラキ」の名で呼ばれることもあります。

冬芽の周りを縁取っているのは葉痕(ようこん)といい、
葉の付いていた痕です。

その中にある点は「維管束痕」といい、
水や栄養の通り道だったところです。来年が楽しみです。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

タラノキの冬芽

トゲトゲした極太の枝の先に冬芽が付いているこちらの木は、
山菜で有名なタラノキです。

二期倶楽部では毎年5月の中旬頃に若芽が天ぷらにぴったりサイズとなります。
山菜採りの時期には、有毒植物のヤマウルシの芽をタラの芽と間違える誤食事故がありますが、
ヤマウルシにはトゲがないので、よく見れば見分けられます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

干し柿

外に干していた干し柿がだいぶ乾燥して小さくなってきたので、
ハウスの中へ移動しました。

ひとつ味見してみると、甘味が凝縮してとても美味しかったです。

私は水分多めの干し柿が好きですが、
固めの干し柿が好きな方はあと一ヶ月ほどお待ちください。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

山の上はホワイトクリスマス

クリスマスの朝は、雪景色を期待して出勤しましたが、
残念ながら雪はほとんど溶けてしまっていました。

しかし、空は真っ青に晴れ、那須の山々の山頂付近が白く雪化粧していました。
その日は少しだけホワイトクリスマス気分を味わえました。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ボリジ

ハーブガーデンでは、寒さに負けずにボリジが花を咲かせています。
鮮やかな青い花はエディブルフラワーとして利用でき、
料理に彩りを添えてくれます。

また花と葉は鎮痛、抗炎症作用などがあるため、
古くから薬草として重宝されていたようです。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

クリスマス・イブ

クリスマス・イブの日は、
二期のまつぼっくりで作ったクリスマスツリーと
二期の森とを共演させてみました。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

キキョウ

キッチンガーデン付近では、セピア色のキキョウが見られます。
先端の逆三角形の部分には種が入っています。

どのような種が入っているか割って中を確認しました。

 

手のひらにある黒くて小さい、粒々のものが種になります。
6月には星形のきれいな紫色の花を咲かせます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

本館の内湯

12月23日は冬至だったので本館の内湯には柚子が入っていました。
冬至に柚子湯に入る習慣は、江戸時代から行われていたそうです。

なぜ柚子を用いたのかは、冬至を「湯治」、
柚子を「融通」が効くなどのゴロ合わせた事や
香りの強いものには邪気が起こらないと云われ、
運を呼び寄せるための厄払いのための禊ぎとして、
良い香りで冬が旬の柚子を利用したと云われています。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

ヒイラギ [柊]

不思議な響きの名前は、縁のトゲに触るとヒリヒリと痛むこと
(古語の「ひひらく」、「ひいらぐ」)に由来します。

クリスマスに飾られる葉として有名ですが、
これはトゲのある葉が、キリストが被せられたイバラの冠を連想すること、
常緑の葉が終わらない生命の象徴であることが理由です。

日本の神道でも常緑樹を神の依代として重んじており、
文化の類似点を感じます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ドウダンツツジの樹皮

冬の森にまた一つ、美しい色を発見できました。
東館のパビリオンを過ぎ、メイン棟へ向かう木道を歩いていると、
急に鮮やかな色彩が目に留まりました。

こちらはドウダンツツジの樹皮です。

樹皮の剥がれた部分がやさしい赤やオレンジ色になっていて、
何とも鮮やかです。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オニグルミの冬芽

引き続き冬芽シリーズです。
写真は二期のツリーハウスのホストツリーでもあるオニグルミの冬芽です。

窪んだ部分(葉跡:ようこん:葉がついていた跡)をよく見てみると、
まるでヒツジの顔のように見えます。

目と鼻の部分は維管束といって、水分や栄養の通り道だったところです。
二期の森にはこれ以外にも面白い形の冬芽がたくさんあります。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

コバギボウシの種

冬枯れの景色の中、
枯れてセピア色になった草木の果実が至る所で見られます。

そのひとつ、こちらがコバギボウシの果実です。
中に見える黒い物が種で、

ちょうど松の実のようにプロペラがついているので、
風に乗って遠くまで飛んでゆけます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アセビのつぼみ

真冬でも深緑色の葉を広げているアセビの先端を見てみると、
既に真っ赤な花のつぼみがたくさん連なっています。

来年の3月~4月に白や薄紅色をした釣鐘型の可愛らしい花を咲かせます。
ミツマタと同じく、咲く何か月も前からつぼみを準備している用意周到な木です。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アジサイ

二期倶楽部では8月上旬程まで鮮やかな色で咲いていたアジサイの花ですが、
12月になってもドライフラワー状態で残っています。
雪景色を背景にした、セピア色の花が可愛らしいです。

花とは言いましたが、花びらのように見えるのは、本当は「がく」です。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

モミの木

「モミの木」というとクリスマスツリーが思い浮かびますが、
本場ヨーロッパではクリスマスツリーといえば
「ヨーロッパモミ」や、「ドイツトウヒ」が使われます。

また、日本で使われるクリスマスツリーも
「ウラジロモミ」という別の種類の木なので、
本種は「モミの木」ながらクリスマスツリーにはあまり使われません。

二期倶楽部では、キッチンガーデンの近くや、森の中に点在しています。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

あずき選別作業

二期倶楽部では毎年、お正月の1月1日と3日には餅つきが行われます。
お客様と二期のスタッフで協力してついたお餅を、
ご宿泊の方は無料でお召し上がりになれます。

お正月のお餅にかけるあんこの原料、
あずきの選別作業はキッチンガーデンで行われています。

虫食い穴があったり、傷んでいるあずきを一つ一つ取り除き、
きれいな粒だけ残します。

私は小さいころ、縁側でひいおばあちゃんと一緒に同じ作業をしたことがあったので、
懐かしくなりました。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

引き続き 雪景色

全日続き、15日も雪景色です。

寒波が訪れ、本日の朝から晩まで雪が降り続きました。

多い所では30cm程の積雪が見られました。


お客様の中には、起きられてすぐ雪だるまを作られた方がいらっしゃり、

雪を楽しまれていました。

今回も昨日同様、粉雪が降り、さらさらとした、粉のような特徴のある雪でした。


この粉雪以外にもわた雪や牡丹雪などいくつかの表現、分類ができます。

水分量や大きさなどで分類していますが、これらには明確な定義がありません。


森のコンシェルジュ 横塚 久美


雪景色

yukigeshikiA4.jpg


yukigeshikiA8.JPG


yukigeshikiA9.JPG


12月14日、二期倶楽部は今シーズン初となる雪景色となりました。


早朝は薄紅色の朝焼けと淡い空の色がグラデーションになっており、何とも言えない美しさでした。

風はほとんどなく、積雪も2~3cmほどで、雪を楽しみながらのお散歩にぴったりな朝でした。


雪質はパウダースノーなので、歩くたび新雪がキュッキュと鳴り、

踏みしめた時に足に伝わる感触が心地よかったです。


年末年始から2月にかけては、膝くらいまで積雪することもあります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


ノイバラの実

本館の一角には、このような赤い実をたくさんつけた木があります。

こちらはノイバラです。


実の真っ赤な色は長い間残り、

クリスマスリースなどのクラフトにもぴったりです。


実が青いうちに採集し、日干しにしたものは生薬で営実(えいじつ)と呼ばれ、

利尿、下剤に用いられます。


一応バラの実ですが、ローズヒップティーとして利用される種類とは異なり、

残念ながらお茶にはできません。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

フッキソウの実

本館「撫子」の前では、ヤブコウジに続き、フッキソウの実もなりました。

白玉みたいで可愛らしいです。


よく実を観察すると、ちょこんと赤い角のようなものが2つ生えているように見えます。

フッキソウは、先端だけ赤い花を咲かせるので、

その名残で赤い角の実が出来たのだと思われます。


森のコンシェルジュ 横塚 久美


コクサギ [小臭木]

冬になると、果実の名残が目につくことが多くなります。

その一つがこのコクサギの果実です。


十字型でまるで花のようで、花材としても使えそうです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ミツマタ [三椏]

東館メイン棟の前にあるミツマタの木の先端に、

蜂の巣のような不思議な物体がついています。


こちらはミツマタの花のつぼみです。今年の10月から既にこの姿でした。

来年4月中旬ごろ、黄色い花を咲かせます。

咲く半年前からきっちり準備している用意周到な木です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


クリスマスの準備

東館のお部屋の玄関には、クリスマスのオーナメントが飾られています。

これは、ポインセチアをモチーフにしたものです。


この飾りだけで、クリスマスを感じられます。

しかし、ポインセチア自体は寒さに弱い植物です。

育てている方は、気温が10℃以下になるときは、お部屋の中に避難させてください。


森のコンシェルジュ 横塚 久美

しずくの向こうの景色

12月初旬、久しぶりに雨が降り、

木の枝に、まるで水晶玉のようなしずくがたくさんついていました。

イロハモミジの枝先についたしずくの一つを覗き込むと、

雲間から見える青い空と冬の森が逆さに映りこんでおり、

じっと見ていると吸い込まれそうでした。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


ムベ

アケビの仲間ですが、アケビと違って熟しても実が裂けず、

冬でも葉を落とさない常緑のつる植物です。


暖かい地方では秋に実が収穫できますが、

二期倶楽部では東館51、52号室のテラスで毎年11月~ 12 月頃に熟し、

中には種とゼリー状の果肉が詰まっています。


その昔、天智天皇が滋賀県で子だくさんで健康な夫婦と出会い、

長寿の秘訣を尋ねたところ、

老夫婦はこの実を食べているからと答えました。


その際、天皇が、「むべなるかな(まったくそうであるな)。」とおっしゃったため、

この名がついたといわれています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


リンドウ

本館できれいに咲いていた青紫色のリンドウは、

今では枯れて茶色に変わっています。


茶色に色が変わる頃、枯れた花の内側には、たくさんの種が入っている特徴がリンドウにはあります。

それを検証するために、今回種を包む子房ごと採取し、割って中を見てみました。

その様子が上の写真です。


割った瞬間種があふれ出て、ほとんど落ちてしまいましたが、

小さい種がいっぱい入っていたことが分かりました。

大量に種はありますが、発芽するものは少ないです。


森のコンシェルジュ 横塚 久美

サンタ木彫りリス

12月に入ったので、木彫りリスもクリスマスバージョンにお着替えしました。


指編みで編んだ紅白のマフラーを巻き、フエルトで作った帽子をかぶせ、

金色にカラフルなビーズをちりばめたマツボックリを持たせました。


冬木立の少しさみしい森の中ですが、

このサンタクロースを見つけて

少しでもゲストが楽しい気分になってくださるとうれしいです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

宵の明星

ここ最近、夕焼け空の色合いが毎日のように美しいです。

冬木立の木々の向こうには宵の明星が明るく光っているのが目立ちます。


昼間暖かくても、日が落ちると急激に気温が下がります。

そのかわり、空気がキーンと澄んで、

夜空を見上げるとオリオン座や北斗七星、その他の星々が輝きます。

二期倶楽部では、冬が一番星のきれいな時期です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アジサイの冬芽

葉がだいぶ落ちてきたので、冬芽シリーズ再開です。

今回ご紹介するのは、アジサイの冬芽です。


窪んでいるところは葉がついていた跡(葉痕:ようこん)といい、

維管束(水や栄養の通り道)の跡がまるで目と鼻のようで、

全体に顔がたくさんくっついているように見えます。


先端の冬芽は裸芽(らが)といい、

鱗片などで包まれておらず、むき出しになっています。

冬の寒さで凍りそうですが、中は糖分が含まれていて、

ちょうどラジエーターの不凍液のように、


氷点下に下がっても凍らないようになっています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

サナギ

ツリーハウス付近で枯葉についた繭を発見しました。

繭を切り開き、蛹が見えるようにしました。


蛹は死んでいると思ったのですが、作業中突然動きだしたので、

まだ生きている事が分かりました。


切り終わり机に置いて撮影しようとした時まで、体を大きく揺さぶり、

必死に鳥に食べられないようにしているようでした。

蛹をみて種類を判別しようと思いましたが、まだ特定できていないです。

引き続き、調べて特定していきます。

現在は、キッチンガーデンで他の蛹と一緒に並べています。


森のコンシェルジュ 横塚 久美


ヤブコウジ [藪柑子]

本館の撫子の前では、ヤブコウジの赤い実が目立っています。

葉や実が柑子に似ていて、藪の中でよく見られるので、ヤブコウジと名がつけられました。


また、ヤブコウジは通称十両といい、縁起がいいものとされています。

お正月の飾りつけや寄せ植え、髪飾りにまで利用されています。


積雪の時期も実がついているので、雪の白さで赤い実がより一層際立ちます。

その時期は、ゲストから質問されやすい植物になります。


森のコンシェルジュ 横塚 久美

ワイルドストロベリーの紅葉

キッチンガーデンのワイルドストロベリーの葉が紅葉してきました。

ワイルドストロベリーは木ではないので、「草紅葉(くさもみじ)」です。


まだ緑の葉とのコントラストが見事で、これに雪が積もったら、

ちょうどクリスマスカラーとなりますね。


現在普通に栽培されているイチゴはハウス栽培でクリスマス前に収穫が始まり、

夏を迎える前に収穫が終了しますが、本来は夏の果物です。


ワイルドストロベリーも6月に実がたくさんなります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

水面に映る景色

最近はよく晴れる日が続き、

二會川の水面には空の青さと、すっかり冬木立となった木々が映し出されています。


これから約半年間は同じような冬枯れの景色が続き、

時折雪化粧をします。

しかし、目に見えない木の内側では着々と春にむけた準備が行われているのです。


多くの木は5月初旬に芽吹き始め、

5月中旬になると若葉が太陽の光を反射して銀色に輝きます。

私が一番好きな季節です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳