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July 2013

エゴの木の実がいっぱい。

6月に白い花を咲かせていたエゴノキですが、
今はこのように丸い果実をつけています。

この果皮には「サポニン」という有毒物質が含まれており、
口にすると「えぐい」味がすることから「エゴノキ」と名前が付きました。

果皮は毒ですが、種子の部分はヤマガラなどの小鳥たちの重要な食糧となります。

朝の散策でご案内したある女性は、
小さい頃、この種子をお手玉の中身に使っていたと
懐かしんでいらっしゃいました。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

霧の中の森

kirinomoriA3.jpgのサムネール画像


昨日は朝から小雨が降っており、

昼ごろに小雨がやんだ後も曇り空が続きました。


森全体には白く霧がかかり、幻想的な景色が広がりました。

今にも森の奥から何か不思議なものが出てきそうな雰囲気です。


夏らしい青い空の下、セミの鳴き声の響く森も素晴らしいですが、

このような霧に包まれた静かな森もまたよいものです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

モグラ塚

苔が一面に生えている地面から、土の小山がこんもりしているのが、

モグラが地中の土を外に出したものです。


これをモグラ塚といい、二期倶楽部の各所で見られます。


森のコンシェルジュ 横塚 久美


サルナシがたくさん。

キッチンガーデンにあるサルナシが、たくさんの実をつけています。
表面にしわが寄ってきて柔らかくなったら食べごろです。

サルナシという名は聞きなれないかもしれませんが、
キウイフルーツの仲間です。

中国の「シナサルナシ」を品種改良したものがキウイフルーツです。

サルナシの実は3~5cm程度と小さく、表面に毛はないですが、
切り口の見た目と味はキウイそっくりです。

ただし、タンパク質分解酵素が含まれており、
食べ過ぎると口の中が痛くなるのでご注意を。

二期倶楽部では主にホワイトリカーと砂糖でつけて果実酒を作ります。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヤマユリ [山百合]

最近、二期倶楽部でもヤマユリが咲き始めました。


森の中の大部分のヤマユリは、

残念ながらほとんどがニホンザルにつぼみを食べられてしまったため、

白い大輪の花を見ることができませんが、

人通りの多い東館、本館などの建物周辺、道路脇などで咲いている姿を見られます。


近づくと、甘い香りが漂ってきます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


ノカンゾウ[野萱草]

二會川沿いのアジサイの群生地に、オレンジ色のノカンゾウの花が混じって咲いています。

甘い草と書く「甘草」とは違う種類で、本種は「萱草」と書きます。

カンゾウの仲間は古名で「ワスレグサ」という名で呼ばれていました
中国の古い書物に、苦しさ、悲しさを忘れさせてくれる植物と記載があり、
それが日本に伝わったのです。

万葉集の編纂された時代には、苦しみ、悲しみから逃れようとして
ワスレグサを身につけることが流行したため、
この花が和歌の題材としてもいくつか登場します。

そのなかでも面白い歌が、大伴家持(おおとものやかもち)の和歌です。

忘れ草(わすれぐさ)わが下紐(したびも)につけたれど
醜(しこ)の醜草(しこくさ)言(こと)にしありけり

~恋の苦しみを忘れさせてくれるというワスレグサを下紐につけたのに、全く効果がなかった。
忌々しい草め、言葉だけだったよ。~

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

セイヨウノコギリソウ [西洋鋸草]

キッチンガーデンで、セイヨウノコギリソウの花が満開です。

ヨーロッパ原産で、葉がノコギリの葉の様にギザギザしているのでこの名があります。


英名は「ヤロウ」で、生の葉は昔から傷薬として用いられてきたほか、

ハーブティーには発汗、解毒、血圧降下などの作用があります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

チダケサシ  [乳茸刺し]

テニスコート脇のアカマツ林の下などで、チダケサシの花が見ごろとなっています。


栃木県人が大好きな「チチタケ」というキノコを収穫したときに、

この草の茎に挿して持ち帰ったことからこの名があります。


決して目立つ花ではないですが、控えめなところが茶花などにぴったりです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


夏の景色

写真は、田んぼから東館と那須の山々を望んだ景色です。


若緑色の稲が風にそよぎ、

夕方にはヒグラシの鳴き声が幾重にも重なります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オニグルミ  [鬼胡桃]

二期の森のオニグルミの木に、房状に実が生りはじめました。

まるで梅の実のようです。


緑色の果皮の下には、あの茶色くて固いクルミが成長中です。

9月下旬くらいになると完熟した実が落ちてきます。


リスたちはこのクルミを集め、土の中に埋めておき、

冬の間の食料とします。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


ベルガモットの花

キッチンガーデンで、ベルガモットのお花がきれいに咲いています。

柑橘類のベルガモットオレンジに葉の香りが似ているのでこの名があります。


花の部分がまるで聖火の松明のように見えるので、

別名「タイマツバナ」とも呼ばれます。


観賞用のほか、花はエディブルフラワー、

葉はハーブティーなどに利用できるなど、用途の広い花です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オオヒラタシデムシ [大扁死出虫]

キッチンガーデン付近の木道を歩いていると、

このように不思議な形をした黒い虫に出会うことがよくあります。


黒光りするその姿は、現代に蘇った三葉虫か、

はたまたナウシカに出てくる王蟲の眼がないバージョンでしょうか。


この虫の名は「オオヒラタシデムシ」といいます。写真は幼虫です。


「シデムシ」は「死出虫」「埋葬虫」と漢字が当てられており、

字の通り、森の中の生き物の死骸や糞などを食べて生きています。


いわゆる森の掃除屋さんです。


ちょっとグロテスクな見た目ですが、とても大事な存在です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ガクアジサイ [額紫陽花]

梅雨明けの今になって、
二期倶楽部ではちょうどアジサイの見ごろとなっています。

アジサイの一種、写真のガクアジサイは、
中央にある「両性花」と、外周部の「中性花」で構成されています。

「両性花」とは雄しべと雌しべが揃っている花で、
秋になると結実し、種を作ります。

「中性花」は両方とも無いので、種を作れません。
中性花についている花びらのようなものは、じつは「がく」です。

このガクアジサイを品種改良したセイヨウアジサイは
すべての花が「中性花」なので、毬状に花を咲かせますが、
種を作ることが出来ず、挿し木などで増やします。

これらのアジサイの見ごろは8月上旬まで続きます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

夕方の本館

夕暮れ時になり、涼しい風の吹き抜けていた本館の様子です。
あたりには、ヒグラシの鳴き声が幾重にも響き渡っていました。

遠くには夏らしく大きくて白い入道雲が見えました。

雨が降るかと心配いたしましたが、夜はよく晴れ星も輝いており、
ホタルツアーも無事開催されました。

現在キッチンガーデンの池にて、ヘイケボタルが最盛期となっております。
無数のホタルの光が舞い、まるでイルミネーションのようです。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ブルーベリーがいっぱい。

キッチンガーデンのブルーベリーがだいぶ色づいてきました。

初めに熟する実は粒も大きく、味もとってもおいしいです。


つまみ食いOKですので、ぜひキッチンガーデンにお立ち寄りの際は

ブルーベリーのおいしさを堪能していってください。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ドライラベンダー作成

ハーブガーデンで満開だったラベンダーを収穫し、

ドライにするために縛ってつるす作業を行いました。


作業中、ずっとラベンダーの素敵な香りに包まれていました。

完成したドライラベンダーは、東館の客室で安眠のしつらいとして枕元に置かれます。


乾燥中の姿も、なかなか絵になります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ジャノヒゲ【蛇の髭】

白い小ぶりな花を咲かせるジャノヒゲは、別名リュウノヒゲといいます。

トトロのお土産をしばっている草です。


常に青々とした葉を保っているので、グランドカバーとして用いられています。

また、漢方でも利用され、咳止めなどの効果もあります。


現在では、東館から本館に向かう橋付近で花が見られます。


森のコンシェルジュ 横塚 久美

きのこがいっぱい。

最近、昼はツクツクボウシ、夕方にはヒグラシの鳴き声が聞こえ、

すっかり那須にも夏がやってきたと実感します。


暑さと湿度の高い夏は人間にとっては少々過ごしにくいですが、

キノコたちにとってパラダイスです。


二期の森にも至る所に様々なキノコが生えてきました。


特に、写真の様に赤いカサのキノコが多いです。

妖精の家になりそうな可愛らしい姿です。


このような姿のキノコは類似種が多いので分類は難しいですが、

「ドクベニタケ」という毒キノコの可能性があるので、食べない方が無難です。


森のコンシェルジュ 阿久津

ラベンダー

ハーブガーデンで、ラベンダーの花が見頃です。

花の香りは良い眠りに導く効果があるといわれています。


そのため、毎年ドライラベンダーを作成し、

東館のお部屋の枕元に安眠のしつらいとして飾っています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ホタルブクロ [蛍袋]

東館レセプション前に、ホタルブクロが咲き始めました。

 

名前の由来はいくつかあり、

子供が花の中に捕まえたホタルを入れたからという説や、

花が火垂る(ほたる:ちょうちんの古名)

に似ているからなどの説があります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ナツツバキ [夏椿]

二期倶楽部の敷地内で、ナツツバキの花が見ごろを迎えています。

真っ白で美しい花ですが、たった一日しか持ちません。


シャラノキという呼び名もありますが、
こちらは平家物語の冒頭でおなじみの仏教の聖樹、
沙羅双樹(サラソウジュ)が由来です。


本物の沙羅双樹は熱帯の植物であるため、
日本では育てることが出来ませんが、
同じ白い花を咲かせる本種が代用され、お寺によく植えられています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

クリの花

二期倶楽部の敷地の各所にあるクリの木に
白い花が咲き始め始めました。

花の匂いが強い為、虫が群がりやすいです。

実が小石に似ていて、
小石の古語がクリと呼ぶことからこの名が付けられました。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

ホタルの飛翔

システムトラブルにより、

長らくブログが更新出来ず申し訳ございませんでした。


現在、敷地内ではホタルが見頃です。


今年のホタルは出始めが早かったので、

ホタルツアーは6月28日から予定より前倒しで実施し始め、

720日まで開催予定です。


前半は強い光でゆっくり光るゲンジボタル、

後半は小さな光でイルミネーションのように光るヘイケボタルが見られます。


皆様のご参加をお待ちしております。


森のコンシェルジュ 阿久津