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September 2012

カツラ [桂]

東館パビリオン周辺のカツラが、他の木々より一足先に紅葉し、黄色く変わり始めました。

この黄変した葉は、甘いにおいを漂わせます。
香り成分は「マルトース(麦芽糖)」。キャラメルなどにも含まれており、
カツラという名前も、香りを出すという意味の「香出(かづ)」から来ています。

二期倶楽部にいらっしゃいましたら、
近くまで行ってぜひ香りを感じてみてください。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

クズ[葛]

アートビオトープの駐車場へ向かう道の脇で、クズの種が出来始めました。

見た目はエダマメそっくりで、クズはやっぱりマメ科だと納得します。

食べられそうな気もしてきますが、
中に入っている種子は2㎜くらいと非常に小さく、大変固いので、
残念ながらお腹は膨らみそうにありません。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オオバショウマ [大葉升麻]

東館から本館へ続く道の川沿い側で、オオバショウマの花が咲き始めました。

細長く伸びた花茎の先に、ブラシのような白い花を下から順に咲かせていきます。
先の方の薄桃色の球体はつぼみです。

花自体はあまり目立たないのですが、
このつぼみの桃色との組み合わせが私は好きです。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オケラ[朮]

本館の入り口付近で、
つぼみが何やらトゲトゲしたものに包まれている不思議な植物が生えています。

この植物の名は「オケラ」。古い呼び名の「ウケラ」がなまったもので、
虫のオケラ(螻蛄)とは関係ありません。

そろそろつぼみが開いて白い花が咲きます。
根茎は白朮(びゃくじゅつ)と呼ばれ、健胃、発汗、利尿などの効果があります。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヤマグリ [山栗]

8月くらいから栗のイガは至る所で落ちていましたが、
まだ中身のない小さなものばかりでした。

ここ最近、ようやく中身の詰まった栗が落ち始めてきました。
ヤマグリなので、市販の品種改良されたクリよりも小さめですが、
味は濃いですので、栗ごはんにもぴったりです。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヤマウド [山独活]

二期の森は、ヤマウドが至る所で見られます。

春先に出てきた若い芽は、天ぷらにすると絶品ですが、現在は花の季節です。
小さい花が集まって球状になっていて、近くに寄ってよく見るととてもかわいらしいです。

色が淡いので、目立つ部類の花ではないですが、蜜をよく出し、アリや蝶などが群がってきます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

キクイモ [[菊芋]

現在、ツリーハウスやキッチンガーデンの池周辺で、
キクイモの花がたくさん咲いています。

花が菊のようで、芋のような塊根ができるためこの名があります。
ツリガネニンジンと同じような名前の付けられ方です。

ひまわりにも似た花は卓上花としても利用できますし、
イモ状の根はスープ、煮物、漬物などにして食べられます。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ホウキタケ [箒茸]の仲間

二期の森の中に生えてきた、キノコらしくないキノコです。

私は見たとき、まるで珊瑚みたいだと思ったのでサンゴタケとでもいうのかなと思い、
調べてみると名前はホウキタケ。この姿を箒に例えるか...と、ちょっとかわいそうでした。

ホウキタケの仲間は食べられるキノコとして紹介されている場合もあるようですが、
人によっては中毒を起こすのでお気を付けください。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヤマトリカブト[山鳥兜]

二期の森は野菊やアザミなど、秋の花々があちこちに咲き乱れています。
猛毒のヤマトリカブトも、最近花を咲かせ始めました。

今年のトリカブトは、二期の森のどの場所でもなぜか葉が枯れ気味で、花の色も薄いです。
昨年は葉の緑も鮮やかで、花の紫色もよく発色していたので不思議です。

年によって当たり外れがあるのかもしれません。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オオバコ[大葉子]

オヒシバ同様に、道端でよく見かけるオオバコは、
春から夏にかけて葉の間から花茎をのばし、先端に白い小さな花を多く付け、
秋になると、褐色の種をつけます。

葉は、若葉の時に胡麻和えやおひたしにして食べることが出来ます。
また、乾燥させた種や葉を煎じて飲むと、咳止めや便秘解消などに効果があると言われています。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

オヒシバ[雄日芝]

道端でよく見かけるオヒシバは、株元で分岐し、
茎は地面を這うように成長し、草丈は30~60cmになり、
7月~10月に緑の花を咲かせます。

茎が丈夫で引きちぎる際に力がいることから「チカラグサ」とも呼ばれています。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

サワガニ [沢蟹]

東館パビリオンコートにて沢蟹を発見しました。
沢蟹は、和名通りきれいな沢や川に生息し、水質階級の指標生物にもなっています。

唐揚げや佃煮などにして食べることもできますが、
火の通りが悪いとお腹を壊す危険性がありますので、食べる際は火加減に注意してください。

森のコンシェルジュ 横塚 久美

田園から那須連山

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夏.jpg


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早いもので那須でも稲刈りの準備がはじまってきました。

黒磯周辺では9月の3連休から、それぞれ稲刈りが始まり、

やや標高の高い那須では10月に入ってからになります。


2012年は残暑が厳しかったのですが、

これがお米にどう影響するか、

農家さんたちは毎年毎年の季節の変動に頭を悩ませます。


さて、二期の森から見える田園は、

四季を通じてさまざまな彩りある景色を楽しませてくれます。


春先は水を張って、まるで池のように那須の山々が映り込み、

夏は青々と茂り、秋は黄金色に稲穂が広がります。

その後、周囲とともに枯れた色合いになったかと思うと、

真っ白な雪に埋もれてしまいます。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

コオロギ [蟋蟀、蛬、蛩、蛼]

二期の森では、至る所でスズムシやコオロギなどの虫たちの鳴き声が聞こえ、

すっかり秋になったことを感じさせてくれます。


テニスコート近くを歩いていると、オオバコの下からコオロギが顔を出しました。

日本では鳴き声を愛でるくらいですが、

東南アジアの多くでは、食用として市場で大量に売られています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヒメクグ[姫莎草]

キッチンガーデンや田んぼの畔を歩いていると、

まるで栗のイガイガのミニチュア版のような穂をつけている草が至る所に生えています。


この草の名前はヒメクグ。

細い葉をもち、イネのように穂をもつカヤツリグサ科に属し、

名前の「クグ」はこのカヤツリグサを意味しています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ルリタテハの幼虫

本館のホトトギスの花に、

黄色、白、黒のショッキングな色合いの毛虫がぶら下がっていました。


一瞬血の気が引きました。


私は蛇など爬虫類系は全く大丈夫ですが、毛虫系がどうも苦手です。

森のコンシェルジュブログのため、勇気を出して写真を撮りました。


調べてみると、この毛虫は、ルリタテハという蝶の幼虫でした。

いかにも毒がありそうですが、無毒なのでご安心を。


成虫は漆黒の中に一筋の青いラインが入った、大変美しい蝶です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ガマズミミケフシ

こちらはガマズミという木の実です。

赤い正常な実に交じって、まるでカビが生えたように

細かい毛におおわれた実もあります。


こちらの実は、「ガマズミミケフシタマバエ」というハエに

卵を産みつけられることで、

植物の組織が異常に発達してしまったのです。


このような部分を通称「虫こぶ、虫えい(むしこぶ、ちゅうえい)」

と言います。


赤く正常な実は、霜が降りた後に食べるととても甘く、

おいしい果実酒にもできるのですが...。残念です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

イチジク [無花果]

キッチンガーデンではようやくイチジクの甘い実を収穫できるようになりました。


今までは8月中旬ごろに収穫できていましたが、

一文字仕立てにしてからは収穫時期が遅くなり、9月に入ってからとなっています。


ただ、その分まとめて収穫でき、ロスも少ないので収量は増えてきています。


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このイチジクですが、上の写真のようにまだ若い実の頃に、

「イチジクの目」の部分にオリーブオイルを塗ると、

下の写真のように1週間ほどでおいしく熟すようになります。


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このイチジクに植物性の油を塗ると、肥大成熟が促進される効果は、

実は紀元前からわかっていたようです。


ただ、あまりに早く塗りすぎてもダメで、またあまりに多く塗りすぎても効果がないので、

非常に手間がかかります。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

ヤクシソウ [薬師草]とアキノキリンソウ[秋の麒麟草]

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今日の那須も残暑厳しく蒸し暑い一日でした。

鈴虫は涼しげに鳴いているのに、なんだかアンバランスです。


秋口の二期の森には、

ヤクシソウ(写真上)とアキノキリンソウ(写真下)という、

よく似た黄色い花が同時に咲きます。


どちらもキク科に属しており、花だけを一目見ただけだと、どちらも同じように感じます。

しかし、葉の付き方が違うので、はっきりと見分けられます。


葉の付け根が茎を抱くようについているのがヤクシソウで、

茎を抱かないのがアキノキリンソウです。

また、アキノキリンソウの方は花が房状につきます。


どちらもそのまま食べると苦いですが、茹でて水にさらせば食べられます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヤブガラシ[藪枯らし]

旺盛な繁殖力で人間たちの嫌われ者、

おいしい花の蜜で昆虫たちの人気者、

ヤブガラシが実をつけ始めました。


ヤブガラシは、染色体の数の関係から、実をつけるものと付けないものがあります。

主に関西に分布する個体が実をつけ、関東のものはほとんど実はつけないそうです。


関東に位置する那須で、ヤブガラシの実を見ることは大変珍しいです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ミゾソバ [溝蕎麦]

東館の客室付近を流れる小川や、キッチンガーデンの池、二会川のほとりなどの水辺に、

ミゾソバの花が満開に咲いています。


溝などの湿地に生え、花が蕎麦に似ていることからこの名があります。


遠くから見ると、米粒が集まっているような感じですが、

近くでよく見てみると、何とも可愛らしい姿をしています。


別名はウシノヒタイ(牛の額)といい、葉の形がまさにそれです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳



オニヤンマ [鬼蜻蜓]

オニヤンマのメスが水辺の上でチョンチョンと飛び跳ねています。


これは水の中に卵を産み付けているからで、

二期の森のように水の豊かな場所では、当たり前のようにみられる光景ですが、

都内などの水辺が限られているところでは、なかなか見ることができません。


オニヤンマは非常に大きなトンボで、日本でも最大級です。

その大きな身体に似合わず、幼虫の頃は小さなせせらぎや水溜りのような場所を好みます。


幼虫は5年程度かけて脱皮を繰り返し成長します。

やがて、ヤゴの状態から地上に上がってきて、成虫へと変態します。


二期の森で普通にオニヤンマが見られるのも、

このようにオニヤンマが5年かけて成長できるだけの

環境の維持が出来ているからともいえます。


水が豊かに蓄えられている二期の敷地内では、

トンボ以外でも初夏はホタルが見られます。


このように森だけでなく「水系」のビオトープを保持しているのが、

二期の森の大きな特徴ともいえます。


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そのため二期倶楽部では「森」、「草むら」、「川」、「水辺」、「畑」、「庭」

と様々な自然環境を楽しむことができます。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

イヌタデ[犬蓼]  

20cm~50cmに成長し、7月~10月にはピンクの花を咲かせます。

葉は、辛みがなく食べられないため、

食用にならないという意味も含む「イヌ」をつけて

「イヌタデ」という名前が付けられています。


また、花の後、赤い実をつけるのですが、その赤い実を赤飯に見立て、

「アカマンマ」とも呼ばれています。


東館では、33号室と32号室の間にある通りに隠れて咲いていますので、

見つけてみてください。


森のコンシェルジュ 横塚 久美

新人森のコンシェルジュのご紹介です♪

はじめまして、今年の春に入社しました横塚久美です。


森のコンシェルジュの阿久津さんと同じ大学に通っていましたが、

私は主に森林の歴史、法律を学んできました。


なので、最終的には、それを含めた自然状況をお伝えできればと思っています。


まだまだ半人前にも至りませんが、精一杯頑張りますので、

どうぞよろしくお願い致します。


森のコンシェルジュ 横塚 久美

コアオハナムグリ[小青花潜]

キッチンガーデンの樹木の上に、これでもかと繁茂しているヤブガラシ。


切っても切っても再生してくるので、人間にとっては厄介者でしかないですが、

ヤブガラシの花は昆虫たちにとって、ごちそうの乗ったテーブルのようなものです。


今日もたくさんの来客がありました。

その中でもお客さんのお名前はコアオハナムグリ。

その名の通り、花に潜るようにして花粉や蜜を食べます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アメリカアサガオ [アメリカ朝顔]

種をまいた覚えもないのに、淡いブルーのアサガオの花が

キッチンガーデンで咲いていました。


こちらは現在、日本全国で野生化しているアメリカアサガオという雑草だそうです。

戦後に、輸入穀物に交じって日本にやってきました。

小さめでかわいらしいですが、園芸用にはほとんど利用が無いようです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アオイトトンボ[青糸蜻蛉]

ツリーハウス付近から本館に戻る途中、キバナアキギリという黄色い花の茎の部分に、

緑色に光る美しいトンボ「アオイトトンボ」が止まっていました。


まるで金属のように体が光を反射して、幻想的でした。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ゲンノショウコ [現の証拠]

「現の証拠」という名がついているほど、効果絶大な薬草で、

日本全国どこでも生えてくる旺盛な繁殖力も持っているため、

各地で利用された歴史があります。


そのため、「医者泣かせ」「テキメングサ」「タチマチグサ」ほか、

100以上の地方名を持っています。


煎じたものを飲むと胃腸の調子がよくなり、

ゲンノショウコのお風呂は婦人病にも効果があります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ツマグロヒョウモン [褄黒豹紋]

昨日、オタカラコウに群がっていた蝶です。


上のメインの写真はメスです。


前羽の先が黒い色をしている(これはメスのみの特徴ですが)、

ヒョウ柄の羽をもった蝶ということからこの名がついています。


オスはこんな感じです。


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1980年代まで、本州では近畿地方以西しか見られなかった蝶なのですが、

最近は温暖化の影響で生息地が北上し、現在では那須でもよく見られます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オタカラコウ [雄宝香]

昨日は石舞台挙式がありました。

お天気に恵まれてよかったな~と、二会川の向こう岸から眺めていると、

石舞台のある丘のふもとあたりで、オタカラコウの黄色い花が群生していました。


森のコンシェルジュブログの題材ゲットです。


川の飛び石を渡って近くに寄ってみると、

ツマグロヒョウモンという蝶が群れになって花の蜜を吸いに来ていました。


宝香とは、竜脳という香料のことで、本種の根がその香りに似ているそうです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

イチビ

全国的に大繁殖している雑草で、

二期倶楽部のキッチンガーデンにも侵入してきました。


もともとは繊維を取るために平安時代の昔から栽培されてきた歴史がある

立派な有用植物だったのですが、現在では野生化し、逆に畑の厄介者扱いされています。


ただし、現在爆発的に増えているのは、平安時代から栽培されていた品種ではなく、

第二次大戦後に入ってきた変異種が主です。


見分け方は、種の色が白だったら昔からの品種、黒だったら大戦後の変異種です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

シロヨメナ [白嫁菜]

本館と東館をつなぐ道の川沿い側にひっそりと群生して生えている野菊の仲間です。


本種は、日光に行くと山地にお花畑を作っています。

大学時代に日光に実習に行ったときよく見かけました。


近年、日光ではシカによる下草の食害がひどく、

ほとんどの草は食べられてしまうのですが、このシロヨメナはシカが嫌いな植物らしく、

食べられないまま残るのです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヌルデ [白膠木]

ウルシの仲間のためにかぶれる可能性があるとされていますが、

実際にかぶれている人を見かけたことはありません。


「カチノキ」とも呼ばれ、古くは聖徳太子がこのヌルデの木で仏像を彫り、

戦勝を祈願したからとつたえられています。


また生薬が取れるので「フシノキ」とも呼ばれ、

正式な学名になった「ヌルデ」は

白い樹液を塗るために「塗る手」から来たという説があります。


秋になると実がたくさん垂れ下がり、白っぽい粉をふきます。

この実は塩味があり、食べることもできます。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

ツクバネソウ [衝羽根草]

あまり花らしくない花を咲かせているのはツクバネソウです。

ユリ科の植物ですが、ヤマユリやギボウシみたいなユリらしさがまったくありません。


森の中でひっそりと咲いています。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

バジル [Basil]

キッチンガーデンではたくさんあるバジルに花が咲いてきました。

本日は一輪車に山盛りのバジルを収穫しました。


葉っぱに水っ気が残っているとすぐに黒ずんでしまうため、

これから葉を1枚1枚丁寧に選別していきます。

そしてこのバジルたちは観季館の厨房へ送られ、ジェノベーゼソースへと加工されるのです。


今ではお料理用のハーブの代名詞ともいえるバジルは、

消毒や鎮静作用があるため、喘息や気管支炎などに効果があるとされています。


また、このバジルの素晴らしい芳香は精神を安定させる作用がありますが、

ほとんどのお客様は、畑でバジルをむしっていると、

風に漂うバジルの香りでお腹が空いてしまうとおっしゃっていました。



森のコンシェルジュ 舘田 貴明

遅なりブルーベリー

東館客室周辺や、キッチンガーデンで遅生り品種のブルーベリーが黒く熟し始めました。

品種名はフクベリーといいます。


キッチンガーデンでもところどころ植えてあるのですが、

最近ヒヨドリたちがやってきて、熟した実をみんな食べてしまうのです。


鳥たちに食べつくされてしまう前に、ぜひお味見くださいませ。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


巨大カボチャ

現在畑では、巨大カボチャが生育中です。


品種名はアトランティックジャイアントといい、

もとは家畜の飼料用として利用されていましたが、

近年はハロウィン用の飾りとして利用されています。


二期でも、ディスプレイ用に利用しています。


こんな巨大カボチャにも、サルの魔の手が忍び寄り、大穴が空けられていました。

さすがに、抱えて持っていくことはできなかったようですね。


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森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヤマノイモ[山の芋]

ツリーハウス付近にあるウワミズザクラの根本に、

ヤマノイモのつるが絡まっていました。


ヤマノイモの葉は、細長いハート形で、似たようなつる植物がたくさんあります。


こちらはむかごがついていたので、すぐにヤマノイモだとわかりました。

このむかごを集めてご飯と一緒に炊き込んだ零余子飯を食べたことがありますが、

ほくほくしてとてもおいしかったです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オニヤンマ [鬼蜻蜓]

現在、二期の森を歩いていると、至る所でオニヤンマと出会えます。


キッチンガーデンでもよく見られ、扇風機をつけておくと、

なぜかそれに向かって飛んでくる不思議な習性があります。


これは、オニヤンマは回転するものやちらちらするものを見ると、

メスが飛んでいると勘違いしてしまうからだそうです。


飛んでいる本人は夢中ですが、見ている方はちょっとかわいそうになります。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

キンミズヒキ[金水引]

アートビオトープの入り口が面した道路脇で、

キンミズヒキが黄色い花を咲かせています。


花茎を上から見ると赤、下から見ると白に見えるミズヒキという植物があり、

細長い茎に花がつく点は似ていますが、両者は科も属も違う別の植物です。


キンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属、ミズヒキはタデ科タデ属となります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

タマゴタケ[玉子茸]

二期の森は引き続きキノコシーズンです。


少し前のキノコが崩れて変色していくのを横目に、

新しいキノコたちがどんどん顔を出しています。


森でひときわ目を引くこの赤いキノコはタマゴタケ。


見た目は「THE 毒キノコ」という感じですが、実は食用になるキノコです。

成長のちがう二個のキノコが並んで生えている様子は、まるで親子のようです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ニホンアマガエル[日本雨蛙]

ツリーハウス付近で、葉っぱの上にちょこんと乗っていました。


シュレーゲルアオガエル、モリアオガエルなど、緑色のカエルはいろいろいますが、

本種のニホンアマガエルは、目の横に線が入っていることが特徴です。


子供たちの手にもすっぽり入るちょうどいい大きさので、よく捕まえられるカエルですが、

変温動物であるカエルは、人の手のひらくらいの体温でもやけどをしてしまうので、

ちょっと触ったら逃がしてあげましょう。


また、アマガエルは皮膚から毒を出しており、目に入ると結膜炎になったりするので、

触った後はよく手を洗いましょう。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ボタンイボタケ [牡丹疣茸]

二期の森はキノコシーズンです。あちこちに様々なキノコが顔を出しています。


傘と柄があるオーソドックスなキノコも多いですが、

このボタンイボタケのように、まるでバラの花のような独特な形のキノコも見られます。


このボタンイボタケは、高い抗がん作用のある物質

「テレファンチンO」「バイアリニンA」を含んでおり、注目のキノコです。


キノコとは、まさに毒にも薬にもなるのですね。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ボタンヅル[牡丹蔓]

葉っぱの様子がボタンによく似たボタンヅルは、

センニンソウとほとんど見た目が同じです。


二期の森では渓流に沿って見かけることができ、

残暑厳しい夏の森の中で、その涼しげな花を楽しませてくれています。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明


オオサビハリタケ? [?]

二期の森ではじめて見かけたキノコです。


赤い汁がまるでルビーのように森の中で輝いていました。

那須では白い汁の出るチチタケ(ちたけ)は、誰もがよく知る食用きのこですが、

このきのこはどのスタッフも知らず、謎の多いきのこです。


もしくはヨーロッパに自生するHydnellum peckiiによく似ていますが、

いずれにしても名前を同定できませんでした。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明