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July 2012

センチコガネ[雪隠黄金]

東館駐車場を這っているところに偶然出くわしました。


写真では分かりにくいのですが、きれいな紫色の光沢があります。


大学で樹木が専門で、昆虫系が弱い私。

どのような名前の昆虫かと思い、調べてみると、センチコガネセンチでした。


センチとは、トイレを意味する雪隠(せっちん)が訛ったもので、

本種は幼虫、成虫共に哺乳類の糞を餌とする糞虫です。


美しい見かけとはかけ離れた名前を付けられていますが、

本種の仲間は自然の中の物質循環において重要な役割を果たしています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳




ノシメトンボ [熨斗目蜻蛉]

二期倶楽部では現在、トンボがたくさん飛んでいて、

キッチンガーデンの野菜の支柱の先は、全てトンボで埋め尽くされてしまうほどです。


本種のノシメトンボは日本全国で比較的ポピュラーに見られるトンボです。


名前のノシメ(熨斗目)とは着物の模様の一種の「熨斗目模様」からきており、

体の模様がそれに似ているそうです。


指をくるくる回し、手だけで簡単に捕まえることができます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

チダケサシ[乳茸刺]

栃木県人が大好きな「チタケ(チチタケ)」というきのこがあります。


私の家ではもっぱら茄子と一緒に炒め、チタケうどんにして食べていましたが、

キノコのダシがよく出ていて、かなりの絶品でした。


そんなチタケを収穫した後、本種の茎に刺して持ち帰ったことから

このような名前がついています。


少し前には同じチダケサシ属のアカショウマが敷地内の至る所で見られましたが、

今時期はチダケサシに移り変わってしまっています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オニグルミ [鬼胡桃]

最近、ツリーハウスの下では、未熟なうちに落ちてしまった

オニグルミの実がよく見られます。


周りの緑色の部分がはがれたところから中身が顔を出しています。


9月くらいに落ちたものなら、中の殻もかなり固く、色も濃くなっているのですが、

現在のものは殻がもろく、色も薄い感じがします。


ただ、リスはクルミが未熟だろうがお構いなしのようで、

さっそく薄い色の殻が周りに散乱していました。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳



ヒマワリ[向日葵]

キッチンガーデンでは、ヒマワリの花も満開です。


ヒマワリはキク科の植物です。真ん中にある茶色い部分が筒状花(とうじょうか)で、

おしべとめしべだけでできた花です。


周りを取り囲んでいるのが舌状花(ぜつじょうか)で、

おしべとめしべと花びら一枚からできています。


じつは、前回ご紹介したオグルマの花のつくりも、ヒマワリとまったく同じです。


キク科にはもう一種類花のつくりが違うグループがあります。

すべて舌状花でできているグループで、タンポポなどがそれにあたります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オグルマ [小車]

キッチンガーデンの、ミニトマトの植えてあるハウスの中では、

オグルマがの花がたくさん咲いています。


昨年も同じ場所で咲いていたので、こぼれ種が落ちたか、根っこが生きていたようです。


車輪状の花が「小さな車」のようなので「小車(オグルマ)」といいます。

中国では、この花の部分を健胃や利尿などの薬として利用します。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ブラックベリー[Black berry]

キッチンガーデンで、ブラックベリーの実が黒く熟し始めてきました。


周りにある赤味がかった実はまだ未熟です。

生食も可能ですが、種が大きめなので、煮込んで種を漉してから、

ソースやジャムに加工すると美味しいです。


キーボード付きのスマートフォンに「BlackBerry」という機種があるようですが、

黒い実の粒々がキーボードと雰囲気が似ていますね。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

スベリヒユ [滑莧]

最近ハーブガーデンなどではびこっている厄介な雑草です。


草むしりは大変ですが栄養価は高く、

地域によっては食用として利用する地域もあるようです。


古くは「いわいづら」とよばれ、万葉集にも取り上げられています。


入間道の大家が原のいはゐづら 引かばぬるぬる 我にな絶えそね 


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


ホースラディッシュ[horseradish]

ローストビーフの薬味として名を馳せているホースラディッシュは、

別名西洋ワサビともよばれている通り、ワサビと同じような辛味があります。


栽培が非常に簡単で、放っておくと野生化してしまうほどの逞しい生命力があり、

通常のワサビより多く収穫できます。

そのため、現在ではチューブに入っている練りわさびは、

このホースラディッシュがほとんどです。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

セイヨウアジサイ [西洋紫陽花]

梅雨も明けて7月も終わりに近づいてきましたが、

二期の敷地内ではアジサイの花があちこちで見ごろを迎えています。


一般的なアジサイのイメージは雨の中でしっとりと濡れているものですが、

那須では青空の下で立派な花を咲かせています。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

ハグロトンボ[羽黒蜻蛉]

二期倶楽部の敷地内では、黒い羽を持ったハグロトンボがよく飛んでいます。

理由はよく分かりませんが、那須周辺では「神様トンボ」ともよばれています。

二会川の水辺など湿気の多いところでよく見られます。


私が幼い頃、ノシメトンボなどの普通に見られる羽の透明なトンボは

指をくるくる回して手だけで捕まえることが出来ましたが、

このハグロトンボは網でないと捕まえられなかった覚えがあります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ランタナ [Lantana]

ハーブガーデンの入り口で、ランタナの花がたくさん咲くようになりました。

和名はシチヘンゲ(七変化)といい、

その名の通り、赤やピンク、黄色、オレンジ、白などのカラフルな色の花を咲かせ、

次第にその色が変化していきます。


とてもかわいらしい花なので、切花にしてアートビオトープのラウンジなどに飾っています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

サルの食害

キッチンガーデンでは最近、サルの被害が多発しています。

ブルーベリーがたくさん熟し、明日収穫しようと思っていたところ


次の日の朝にはほとんど熟した実がなくなっていたり、

エダマメの殻が散乱していたり、

かじられて葉型がついたズッキーニ、キュウリ、ナス、かぼちゃなどが

いたるところで見られます。


番犬のファルコンに追い立ててもらったり、ロケット花火で脅かしたりはしていますが、

なかなか被害が減りません。困ったものです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

フェンネル[Fennel]

キッチンガーデンでは、フェンネルの黄色い花が満開です。

背丈が大きく、2m近くまで伸びます。


若い葉や種子をスパイスとしてピクルスなどの料理に用いるほか、

乾燥させた種は生薬で茴香(ういきょう)とよばれ、胃薬としても使われています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

クチナシ [梔子]

キッチンガーデンで、クチナシの白い花が咲き始めました。

花の香りをかぐと、なんともいえない甘い香りがして心が落ち着きます。


秋になり、果実が熟しても裂けないことが「クチナシ(口無し)」の名前の由来です。

果実は黄色の染料となり、栗きんとんの色付けにも使われます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

キキョウ[桔梗]

48、49号室付近やキッチンガーデンで、桔梗の花が咲き始めました。


現在二期倶楽部では梅雨を代表する花であるアジサイと、

秋の七草であるキキョウが共演すると言う珍しい場面が見られます。


キキョウは園芸店でもよく販売されていますが、

野生のものは大変少なく、絶滅が危惧されています。


根は生薬で桔梗根(ききょうこん)とよばれており、

咳止めやたん切りなどの効果があります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヤマユリ [山百合]

本館と東館をつなぐ川沿いの道で、ヤマユリの大輪の花が咲き始めました。


本来なら、二期の森の中のいたるところでヤマユリが咲き乱れるはずなのですが、

ここ何年かはサルに蕾をほとんど食べられてしまい、花が見られなくなってしまいました。

こちらの道は人通りが多いせいか、かろうじて残ったようです。


生き残ったヤマユリたちの姿と香りを、どうぞお楽しみ下さい。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

コバギボウシ[小葉擬宝珠]

森の中のいたるところで、夏の森を彩る花の一つ、

コバギボウシの薄紫色の花が咲き始めました。


葉が山菜の「うるい」にそっくりですが、それもそのはずで、

「うるい」は近縁種のオオバギボウシの若い葉のことです。


本種も葉を天ぷらやおひたしにして食べられます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ウツボグサ [靫草]

キッチンガーデン周辺で、ウツボグサの花が目立ち始めました。


花穂を、矢を背負って入れる靫(うつぼ)に見立ててこうよばれています。

花穂は夏枯草(カゴソウ)とよばれる生薬となり、腎臓炎、膀胱炎に効果があります。


ハーブガーデンには、同じ仲間のセイヨウウツボグサ(プルネラ)も植えてあり、

西洋でもハーブとして切り傷の手当などに使われていたようです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ツユクサ[露草]

キッチンガーデンの周辺で、ツユクサの花が目立ち始めました。


酷暑だった昨日とは違い、ぐっと気温が下がった今朝は、

ツユクサが朝露に濡れて美しい姿が見られました。


朝に咲き、昼にはしぼんでしまう姿を儚い恋に例え、多くの和歌が多く詠まれています。


朝(あした)咲き 夕べは消(け)ぬる 月草(つきくさ)の 消ぬべき恋も 我はするかも


万葉集より



森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


ガクアジサイ [額紫陽花]

高原の那須では、現在、アジサイ、ガクアジサイが最盛期となっています。

二期倶楽部の敷地にも、いたるところに涼しげな花を咲かせています。


こちらのガクアジサイは、中央にある「両性花」と、

外周部の「中性花」で構成されています。


「両性花」とは雄しべと雌しべが揃っている花で、

「中性花」は両方とも無く、種を作らない花です。


中性花についている花びらのようなものは「がく」です。

ガクアジサイを品種改良したセイヨウアジサイはすべての花が「中性花」なので、

鞠状に花を咲かせます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳



チチタケ


2012年の梅雨も明けて、那須の大地も夏の日差しが照りつけるようになりました。


二期の森はブナ科のコナラの森で、ブナ科の樹木が構成樹になる林では、

様々な動植物が生息する豊かな生態系が形成されます。


それは菌類、キノコも例外ではありません。

那須では「ちたけ」、「黒ちたけ」とよばれているチチタケがたくさん発生してきました。


その名の通り、傷つけると乳液のような白い汁が出るので、

非常に見分けやすい食用きのこです。


そして、那須周辺ではこのちたけは非常に珍重されていて、

マツタケと並ぶ知名度を誇ります。※となりの福島県では見向きもされません。


これは、那須では明治に入ってからの開拓から戦後まで、

食料難が続いていて、特にこのチチタケは疎なブナ科の林によく生息しているため、

明治~昭和にかけての貴重な食材だったと考えられます。


今では残念ながら若い人達はあまりこの「ちたけ」に関心を示しません。

しかし、高齢の那須の人達に「ちたけ」のことを話すと、

必ず目を輝かせて話に乗ってくれます。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明


フェンネル [fennel]

フランス語では「フヌイユ」とよばれているフェンネルは

その若葉や種をハーブとして使います。特に魚料理によく合います。


日本でも比較的一般的なハーブであるフェンネルは、

実は平安時代にはすでに渡来していて、

主に東北地方で栽培、使用されていた歴史があります。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

キノコ♪

現在、気温と湿度が高いため、

森林全体キノコが森の中にたくさん生えてきています。


名前までは分かりませんでしたが、こちらのキノコは「イグチ」というキノコの仲間です。


イグチの仲間は表面を傷つけたり、裂いたりして空気に触れると、

黄色から青色に変色する性質があります。



iguchiA3.JPG


before


iguchiA3 (2).JPG


after


本当にあっという間に色が変わります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳



ジャノヒゲ[蛇の髭]

東館レセプション近くの入り口で、白くて小さなかわいらしい花がたくさん咲いています。

葉が細長いことから名前はジャノヒゲ[蛇の髭]といいます。


別名はリュウノヒゲともいい、

映画の「となりのトトロ」で、トトロがメイとサツキに渡すお土産のどんぐりは、

笹の葉でくるんで、このリュウノヒゲで縛ってあります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳





オカトラノオ [丘虎の尾]

森の中ではオカトラノオの花が咲き始めています。


こちらはその名の通りに、虎の尻尾みたいなふさふさとした花をたくさん咲かせます。

根元から咲き始めるため、今はずんぐりとした形を楽しむことができます。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

梅雨の晴れ間

2012年の梅雨は、6月中はそこまで雨は多くありませんでしたが、

7月に入ってからは毎日のように雨が降っていました。


それでも本日は日中から夜までお天気に恵まれ、久しぶりに星空を眺めることができました。二期の森ではゲンジボタルが終わりに近づき、ヘイケボタルがたくさん見られます。


梅雨の晴れ間の夜には満天の星空と、

闇夜に舞う無数のホタルを同時に眺めることができました。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明




アカシデ [赤四手]

二期の森はコナラを構成木とした雑木林です。

もちろんコナラ以外の木もたくさん生育しています。


写真は「しで」とよばれるアカシデの木です。

「しで」は四手、現在では「紙垂」と書くとおり、

神社の注連縄や玉串につける和紙のことです。


このアカシデなどのしでの木の花は、小さな花が集まった花穂とよばれる形状をしていて、

その様子が紙垂に似ているから、「しで」とよばれるようになったと言われています。


樹形や幹の色合いがコナラとそっくりなので、

遠目で見ると二期の森ではコナラに紛れて目立ちません。

万葉集などにも登場しない、日本の木々の中でもかなり地味めな樹木のひとつです。


二期の森では遊歩道沿いややや湿っぽいところで、コナラなどに紛れて生息しています。


写真下はコナラの写真です。天候が違うために写真の光加減が異なっていますが、似たような雰囲気を醸している様子がよく分かります。



konara33 - コピー.JPG



森のコンシェルジュ 舘田 貴明

ハッチョウトンボ[八丁蜻蛉]

こちらは二期倶楽部の敷地内ではありませんが、近所の某所で撮影しました。


こちらはハッチョウトンボ。体長は2cmくらいの日本一小さいトンボです。

写真はオスで、最初は黄色っぽいのですが、成熟すると真っ赤になります。


栃木県の中でも限られた場所でしか見ることの出来ず、大変貴重です。

那須にはまだハッチョウトンボが棲めるくらい豊かな自然が残っているのですね。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ヘビトンボ [蛇蜻蛉]

本館から東館へ向かうときに渡る橋の桟に、巨大な昆虫がとまっていました。


なんとも見慣れぬ昆虫ですが、こちらはヘビトンボといいます。


トンボに似た大きな羽を持ち、一見おとなしそうですが、

あごが大きく、まるでヘビのように鎌首をもたげて噛み付いてくるのでこの名があります。


名前にトンボとついていますが、カゲロウの仲間です。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


アイスプラントの花が咲きました。

キッチンガーデンのハウスの一角に、アイスプラントを育てているエリアがあります。

最近、白い花がちらほら見られるようになりました。


春先は一枚一枚の葉が大きめなのですが、

赤みがかった部分(花芽)が出来てくると葉のサイズが小さくなります。


この場所のアイスプラントは毎年こぼれ種から芽が出てくるので、

種も苗も買わずに済み、とても経済的です。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

コゴメバオトギリ[小米葉弟切]

キッチンガーデンで、コゴメバオトギリの黄色い花が咲いています。

古くから日本で薬草として用いられるオトギリソウの近縁種ですが、こちらは外来種です。


本家のオトギリソウを焼酎に漬けたものは、虫さされのかゆみに効果絶大です。

地元の農家さんでもある、キッチンガーデンのスタッフに教えてもらいました。

私もブヨに刺された時に実際に使ったところ、かゆみがすぐに止まりました。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ミニトマトが赤くなり始めました♪

キッチンガーデンのミニトマトが、少しずつ赤くなり始めました。

採れたてのトマトは甘みがあってみずみずしく、とても美味しいです。


植えてあるミニトマトは何品種かあり、こちらは先がとがっていて

イチゴのような形をしています。


このほかにも、細長い形をした加熱調理に向いている品種があります。

こちらがたくさん熟してくれば、

7、8月の週末に行っているピザ作りで大活躍してくれそうです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

カラスアゲハ[烏揚羽]

本館の6室の池の前の植え込みで、カラスアゲハが羽を休めていました。


ゆっくり近づいていき、きれいに撮影できたので、とても嬉しかったです。

漆黒の羽に緑や青に光る鱗粉が散りばめられ、息を呑むほど美しいです。


標本にして手元においておきたくもなりましたが、

蝶は野にあったほうが一番きれいに見えるかもしれません。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

オニヤンマの羽化

先日のセミの羽化に引き続き、二期倶楽部ではオニヤンマの羽化も始まっています。


こちらは二期倶楽部の森の整備をしている

グラウンドキーパーの室井さんが見つけて知らせてくれました。


背後には田んぼがあり、きっとこちらから上がってきたのですね。

このあと30分ほどで、大空に飛び立っていきました。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

蜘蛛の巣

昨日は朝霧が出て、クモの巣に水滴が付き、まるで首飾りのようでした。


「朝、クモの巣に水滴がかかっているのは晴れ」ということわざがあります。

これは、高気圧に覆われているときに、明け方気温が下がって霧が出るからだそうです。


実際に、朝方は肌寒かったのですが、昼間は強い日差しが出ていました。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

セミの羽化

本館メインダイニング ラ・ブリーズの小林さんが、

本館の「躑躅」の前で羽化したばかりのセミを見つけてくれました。


緑がかった透明な体はまるで宝石のようです。

最近は、夕方になるとヒグラシの声が聞こえるようになりました。


セミの鳴き声が聞こえ始めると、本格的に夏が来たという感じがします。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ホタルブクロ[蛍袋]

現在、二期倶楽部の敷地ではホタルが舞っています。


時期を同じくして、東館レセプションの入り口にある植え込みで、

ホタルブクロの花が咲き始めました。


名前の由来は、子供たちが蛍をこの釣鐘状の花の中に蛍を入れて遊んだからという説や、

花の形が提灯に似ており、提灯の古い呼び名の火垂(ホタル)から来ているなどの説があります。


ホタルブクロにホタルを入れたらさぞかしきれいだと思います。

今年のうちに挑戦してみたいです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳


ラベンダー収穫

ハウスの中のラベンダーがたくさん咲いたので、

東館のハウスキーパーに方々にもご協力頂き、まとめて収穫しました。


この後、乾燥させるためにある程度の大きさに束ね、逆さに吊るしておきました。

作業中、辺りにはラベンダーのよい香りが漂っていました。


ドライラベンダーの需要は高く、ラベンダービネガーやハーブティーを作ったり、

お客様のお部屋の枕元に、安眠のしつらいとして飾るのに使われたりします。


森のコンシェルジュ

ベルガモット

キッチンガーデンで、ベルガモットの真っ赤な花が咲き始めました。


葉の香りがベルガモット・オレンジと似ていることからこの名があります。

和名は「タイマツバナ(松明花)」で、確かに花の形がそっくりです。


観賞用のほか、花びらはエディブルフラワーとしてサラダの彩りに、

葉はハーブティーにと用途の広いハーブです。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ナツツバキ[夏椿]

本館のカフェ付近や森の中で、ナツツバキの白い花が咲き始めました。

真っ赤な花を咲かせるツバキは常緑ですが、本種は秋に葉を落とす落葉樹です。


肌がツルツルしているので、サルスベリとよぶ地方もあります。


赤い花を咲かせ、百日紅と表記されるサルスベリのほうはミソハギ科サルスベリ属なのに対し、

ナツツバキはツバキ科ナツツバキ属であるため、近縁種というわけではありません。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳



セイヨウノコギリソウ[西洋鋸草]

キッチンガーデンにあるバレリアンの花とよく似ていますが、

葉の形が全く違うので見分けられます。

のこぎりの歯のようなギザギザした葉が特徴的です。


ハーブとしても用いられ、ヤロウの名で知られています。

生の葉には傷の治療、ハーブティーには発汗作用、血圧降下作用、解熱作用など

様々な薬効があります。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

キンシバイ[金糸梅]

東館メイン棟のサンクガーデンで、キンシバイの花が見ごろです。

夏の太陽に照らされて、金色に輝くようです。

花の形が梅の花に似ており、たくさんある雄しべが金色の糸の束のように見えるので

この名があります。


ハーブガーデンにあるセント・ジョーンズ・ワートと同じ、

オトギリソウ科オトギリソウ属です。

大きさは全く違いますが、葉と花の雰囲気は似ている気がします。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ムラサキツユクサ[紫露草]

国産のツユクサは小振りな紺色の花が咲きますが、

こちらは北米原産のムラサキツユクサは通常は淡い紫色の花をつけます。


こちらはその中でも白い花を付ける品種です。

白い花なのに「ムラサキ」とよばれています。


このツユクサは英語ではDayflowerと呼ばれ、

その名の通りたくさんある花のひとつひとつは一日しか咲きません。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

ホタル最盛期

今年は6月下旬になっても寒い日が続き、ホタルが数匹しか見られない日が続きましたが、
最近やっとホタルがたくさん見られるようになりました。

本館近くの橋からは、強い光で発行時間の長いゲンジボタルが見られ、
キッチンガーデンの池では、光は弱いですがイルミネーションのようにチカチカ光る
ヘイケボタルが見られます。

ホタルは7月の中旬くらいまでお楽しみいただけますので、
ぜひご覧くださいませ。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

シモツケ[下野]

テニスコート付近で、シモツケの濃いピンク色の花が咲き始めました。

「下野(シモツケ)」の名は、栃木県の古い名称と同じで、


名前の由来は本種が栃木県で発見されたから、又は多く見られたからという説があります。


東館周辺に咲いていた、白い花のユキヤナギやコデマリと同じバラ科シモツケ属です。

花の色こそ違いますが、花の形や葉の雰囲気はよく似ています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アーティチョーク [artichoke]

日本では未だ浸透しきっていないアーティチョークは、

梅雨頃になると見事な花を咲かせます。


本来であれば、この花咲く前の蕾の状態を食べるのですが、

ハウス内は半分見るためのものですので、珍しい花をお客様が観賞できるようにしています。


その他には、路地にも植えていますので、来年ぐらいには収穫できます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アカゲラ [赤啄木鳥]

キツツキの仲間は「~ゲラ」とよばれ、「~キツツキ」という名の種はいません。


このゲラとはケラツツキというキツツキの古語の名残りという説もありますが、

詳しくは不明です。いずれにしても、キツツキの仲間はゲラとよばれています。


写真はアカゲラの幼鳥で、赤いゲラというとおり若いうちは頭の前面が赤くなっています。

この頭の赤い部分は歳を重ねると後退していきますので、ある程度の年齢の予測ができます。


キツツキというとおり、枯れ木などに巣食う虫を、木を穿孔して捕食します。

一生懸命木をつつく音は、意外とけたたましく、ドラミングとも言われています。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

イタリアンパセリ[Italian parsley]

イタリアンパセリの花が咲いてしまいました。


さすがに野菜やハーブは花が咲くと葉が硬くなってしまうため、

そろそろ食用に向かなくなります。


イタリアンパセリも、他のハーブと同様にこぼれ種からでも発芽するようなので、

種子採取のためにもう少しこのままにしておこうと思います。


イタリアンパセリもパセリと同じく非常に高い栄養素がありますが、

精油成分の含有量が高く苦味が強いため、

パセリは「いろどり」の担当になることが多いです。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

ツルマサキ[蔓柾]

テイカカズラによく似たツルマサキの花が満開です。

地面の上に這い出た蔓は、石や木の上をつたってより高い場所を目指します。


つる植物で有名なフジは、絡み付いた樹木を絞め殺してしまいますが、

こちらは場所を借りているような生活です。


このツルマサキは常緑のため、冬でも緑色の葉を広げています。

二期の森の木々は針葉樹以外はほとんど落葉樹のため、

高い樹木にへばりついたツルマサキは、冬でも葉をつけているように見えてしまいます。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

ブルーベリーが熟し始めました♪

キッチンガーデンのブルーベリーが熟し始めました。


現在キッチンガーデンは食べごろの果実のシーズンです。

ブルーベリーの他、グミや赤すぐり、マグワなどが食べごろで、

今後はブラックベリーとラズベリーが熟してきます。


二期倶楽部、アートビオトープにいらっしゃった際は、

キッチンガーデンにぜひお立ち寄りになり、

季節の果実をたくさん味わってください。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

アジサイが咲き始めました♪

7月に入った今時期になって、ようやく二期倶楽部でもアジサイの花が開き始めました。


今一番花開いているのは、本館の二期ブティックから木道を進んだところにある橋の脇です。


那須は真夏でも気温が30度を超えることが無いのでアジサイも長持ちし、

これから8月くらいまではきれいに見られます。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳