Archive

September 2011

秋の七草-藤袴(フジバカマ)

キッチンガーデンの木道は、現在フジバカマのお花畑です。
名前の由来は、藤色の花を咲かせて、花びらの形が袴に似ていることです。

花を観賞するだけでなく、古くから香料として使われており
平安時代の都人は藤袴の匂い袋を十二単にしのばせていたそうです。

「宿りせし 人の形見か 藤袴 忘れがたき 香に匂いつつ」 紀貫之

現代人の私でも、匂い袋を作って持ち歩けば、雅な雰囲気が出るでしょうか?
さっそく近いうちに摘んで作ってみようと思います。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

実りの秋♪

森の中を歩いていると、木の実がちらほらと目に留まるようになってきました。
松ぼっくり、くるみ、どんぐり、赤い実、黒い実、茶色い実...

あまりにもいろいろ種類があるので、
たくさん集めて、木の実コレクションを作ってみました。

写真の中にある実は

アカマツ、オニグルミ、コブシ、ミズキ、ハクウンボク
ナツツバキ、ヤマボウシ、アオハダ、などなど。
リスの食べ残しも混じっています。

どの実がどれか分かりますでしょうか?
二期の森で見つけたら、森のコンシェルジュに名前をお尋ねくださいね。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

根無葛 [ネナシカズラ]

二期の森は日々移り変わっていき
毎日のように新たな植物に出会って飽きることがありません。

今日も森の中で不思議なつる性の植物を見つけました。
葉っぱが一枚も無く、さらに根っこまでありません。

こちらは根無葛(ネナシカズラ)

名前の通り、根がないつる性の寄生植物です。

発芽直後は根がありますが、宿主となる植物に巻き付くと、
そこから下は枯れてしまうのです。

葉が無いので、もちろん光合成もしません。
寄生根とよばれる器官を宿主に差し込み、そこから養分を吸い取ります。

その生き方は植物界のニートといったところでしょうか。
巻きつかれた方は甚だ迷惑な話ですね。

森のコンシェルジュ

秋の七草-尾花(おばな)

秋の七草の尾花(おばな)とは芒(すすき)のことです。
白い穂がまるで動物の尾のようです。

今ではほとんど見られなくなりましたが、
昔はかやぶき屋根の材料等にするため、
集落の近くには必ず手入れの行き届いたススキの草原がありました。
そこがいろいろな生き物の住処になっていたのです。

ススキといえば思い浮かんでくるのがお月見ですね。
今年の中秋の名月は9月12日。

月明かりだけが照らす二期の森で、
十五夜お月様を観てみませんか。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳