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May 2011

森の木の実たち

二期の森も新緑の時期は過ぎつつあり、
葉がどんどん茂って、緑色が濃くなってきています。

森の中に入っていくと、写真の梅の実のように、
おいしい実のなる木をたくさん見つけることが出来ます。


今日はその中の、ほんの一部をご紹介します。


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こちらはヤマグワの実。
森の中に大木があります。

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7月上旬頃、このように黒く熟したら食べごろです。

 

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こちらはヤマボウシの花
真ん中の球状の部分が赤く熟します。

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甘くてクリーミーです。
食べられるのは9月下旬頃と、しばらく先ですね。


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森の中ではありませんが
こちらはキッチンガーデンのブルーベリーの花です。

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食べごろは7月上旬頃からで、
夏の間とてもたくさん収穫できます。


東館の客室周辺にも植えてありますので、
実がなったら、どうぞつまんで食べてみて下さい。


熟する時期が待ち遠しいですね。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

ホタル [蛍]

那須の夜は真っ暗です。街灯も少ないため、闇夜の中では
月や星の明るさに改めて驚かされたりもします。

そして6月中旬頃から7月の間は、その暗闇の中で
水の流れるあたりをよく見てみてください。
写真では真っ暗ですが、ほのかに光るホタルの明りを
見つけることができます。

はじめは強い光のゲンジボタル、6月の終わりくらいからは
ヘイケボタルが目立つようになります。
闇夜に舞うホタルの光は見たことのある人にしか
その感動が伝わらないのが難点ですが、一見の価値はあります。

夜の闇に紛れて、せせらぎの音を聞きながら
ただ静かにホタルの灯す明りを眺める。
梅雨時期は、そのような楽しみ方もあります。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

シロヤシオ [白八汐]

静かな本館レストラン「ラ・ブリーズ」、木立に紛れてひっそりと
花を咲かせているのはシロヤシオというツツジの仲間です。

那須連山にはシロヤシオが群生していて、もう少し先に
見ごろを迎えます。小振りで清楚な花は美しく、
愛子様(敬宮愛子内親王)のお印にも選ばれています。

このシロヤシオは別名「ゴヨウツツジ」で、
その名のとおりに五枚ずつ葉がつきますので、
"五葉つつじ" となります。

那須の山に多く咲き、また那須には御用邸もあることから
よく「御用つつじ」と思われてしまっている場合もあります。

シロヤシオは花の時期が短いですので、もし二期の森で見逃してしまったら、
那須の山の方へお出かけ頂ければご覧になれると思います。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

カスミザクラ [霞桜]

5月中旬、日中は薄着でも十分過ごせるほど暖かくなってきました。

お花見シーズンから一ヶ月以上、今さら桜と思う方もいらっしゃるかもしれませんが
那須では新緑に紛れてまだまだ山の桜が見られます。

山の桜といえば、薄紅に染まるヤマザクラが一般的ですが、二期の森では
そのヤマザクラの後に花咲くカスミザクラが見ごろです。
純白の花が新緑によく映え、たくさん花付くために、
まるで霞がかかっているようなので、カスミザクラといいます。

首都圏では3月下旬から満開になり、何かとお花見でお世話になる桜は
ソメイヨシノといいます。江戸時代末期に江戸の染井村で、
オオシマザクラ「大島桜」とエドヒガン「江戸彼岸」という山桜を
掛け合わせて作られた「吉野桜」がソメイヨシノとよばれている桜です。

このソメイヨシノは一代限りの交雑種(種子が作れない)のため、
人工的に接木をして増やさなければなりませんが、
葉よりも先にきれいな花をたくさん咲かせるため、当時は
非常に人気が出て、全国の公園や河川敷、街路樹などに利用されました。

全国各地に植えられたソメイヨシノは立派に成長し、平成の今では
あちこちでソメイヨシノの花を見ることができ、もはや桜といえば
ソメイヨシノというようになってしまいました。

もうお気づきだと思いますが、ソメイヨシノ以外にもたくさんの種類の桜があります。

ソメイヨシノみたいに豪奢な花付きではありませんが、誰もいない山道の果てに
誰に見せるでもなく花を咲かせる山の桜が那須の森にはたくさんあります。

満開の桜に囲まれるお花見も捨てがたいですが、ときには静かな森の奥にて
ひっそりと、そして凛と咲く山の桜と対峙してみるのもよいかもしれませんね。

日本には四季があり、山があり海があるため、非常に多様な種類の植物が生息しています。
代表的な草花では、スミレやタンポポ、ウメ、ツツジ、フジ、キクなどなど。
どれも素晴らしい色合いで、私たちの心を和ませてくれます。

そんな中でも桜については、華やかに咲き、花が終われば潔く散るその生き様が
日本人としての美意識と特に合致するようで格別に心惹かれるものがあります。

江戸時代に日本人としてのアイデンティティを深く追求した本居宣長は
このような句を詠んでいます。
『敷島の 大和心を人問はば 朝日に匂ふ 山桜花』

※やがて朝日に香る山桜の句は、散ることの方が強調され
様々に解釈されてしまったことがありましたが、
今回はこの句を作った本居宣長の気持ちを重視したいと思います。

 

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二期の森、5月は新緑と山の桜の季節です。


森のコンシェルジュ 
舘田 貴明

もりのなか

今の季節、遠くから森を眺めるのもいいですが、

森の中に入ってみると、
地面からも季節のうつろいを感じることができます。

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フキの葉の上に、ヤマザクラの花びらが舞い落ちていました。



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コケも新緑になるんですね。



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ヤマツツジが花開くのも、もうすぐです。



森のコンシェルジュ 阿久津 瞳




アウトドアランチのお知らせ

森のコンシェルジュとレストランのシェフたちの合同企画
アウトドアランチを実施しています。

キッチンガーデンで大切に育てている野菜たち、
敷地内にたくさんある山菜たちを森のコンシェルジュと
思い思いに楽しく収穫して、あとはレストランのシェフに
料理してもらっちゃいます。


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5月初旬はウドが出始め、ギボウシ(うるい)、モミジガサ(しどけ)、
ヤブカンゾウにカタクリに椎茸、コゴミ、セリ、クレソンなどなど。
敷地内だけでもたくさんの山菜が収穫できました。


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採れたての山菜は天ぷらに。

 

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新しくなったキッチンガーデンにて、囲炉裏を囲んで
のんびりとお召し上がりいただいています。

今回は写真があまり無いので、また後ほどいろいろな
お写真を掲載させていただきます。


アウトドアランチ
時間:11:00~14:00 
料金:お一人様6,825円(税込みサービス料別)
予約:前日の18:00までの予約制とさせて頂いております。
   ご希望の際はお早めにお申込くださいませ。


※土日はご予約を承っておりませんでしたが、日程によってはご利用可能になりました。
詳しくは直接お問い合わせくださいませ。

二期倶楽部 代表TEL:0287-78-2215
E-mail:niki-club@nikiclub.jp

その他ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。


森のコンシェルジュ 舘田 貴明

新緑の時期がやってきました

今日は気持ちよく晴れ、
暑さを感じるほどのの気温でした。

田んぼの水面が那須の山々や新緑を映し出しています。

あと数日でコナラの木が先端まで芽吹きます。

konaraA1-web.JPGのサムネール画像


芽吹いたばかりのコナラの葉はこのように細かい毛でおおわれ、
日の光を浴びて銀色に輝くため、銀緑とも呼ばれます。

銀色に見えるのは晴れた日に限られ、、
期間もほんの2,3日と、とても短いです。

二期の森にお越しの際に
銀緑に出会えることをお祈りしています。


森のコンシェルジュ 阿久津 瞳

夏の気配

二期の森は、木々が芽吹き
鮮やかな黄緑色を帯びてくるようになりました。

小雨が降る中、川の横を通る木道を歩いていると、
トンボの羽化に遭遇しました。

青みを帯びた半透明の羽根に水滴が付き
キラキラと光っていました。

昨日の5月6日は、暦の上では立夏
夏の気配が感じられるころです

新緑がまぶしく、カエルの鳴き声が聞こえて、トンボも羽化し始める・・・

もう、春は過ぎつつあるのですね。

森のコンシェルジュ 阿久津 瞳