マジョラムと同属のオレガノはワイルドマジョラムとよばれることもあります。
マジョラムの穏やかな香りに比べて、若干スパイシーに感じますので
思わず「ワイルド」だ、と納得したくなってしまいます。
お料理ではトマトや卵料理によく合い、よくあるハーブの効能である
肉料理の臭みを消すことにも活躍してくれます。
オレガノ自体の効用としては、抗菌作用や鎮静作用、
炎症に効くなどが挙げられます。
特に1/10以下程度ですが、胡椒に多く含まれるβ-カリオフィレンを
含んでいています。あの胡椒っぽい独特の香りの基です。
ちなみにこのβ-カリオフィレンは、いわゆるハーブ類の植物たちに
多く含まれていて、例えばこのオレガノの他にはローズマリー、バジル
シナモン、ライムなどがあります。なかにはマリファナ(大麻)もあります。
これらの植物からβ-カリオフィレンを摂取することができます。
ハーブ類はたくさんの種類があり、またそれぞれが特有の効能を
持っているため、利用するにあたって混乱してしまうこともありますよね。
実際にはそれぞれの種のハーブたちが、様々な有機化合物を植物体内で生成していて
それらの有機化合物ひとつひとつが、人体に影響を与えてくれています。
つまりハーブ類の効能とは、有機化合物の作用といえます。
さらに言い換えると、同じ有機化合物ならば、オレガノでも
マリファナでも胡椒でも効能は一緒です。
ただし有機化合物は一つの植物に一つだけ、というわけではありません。
また、植物の種ごとに含有成分や量が異なってきます。
このような有機化合物の組み合わせによって、私たちは
個性豊かなハーブたちとお付き合いすることができるのです。
森のコンシェルジュ
舘田 貴明
