おだやかな季節を名残惜しむように、森の木々が美しく燃え上がりました。
リンドウにセンブリ、ウド、ツワブキ、ダイモンジソウと、秋に咲く花たちがせわしなく
咲き始める10月も後半に入ると、木々の紅葉が目立つようになってきます。
[センブリ]
[セイタカアワダチソウ]
[キンモクセイ]
また、たくさんの植物たちが、たくさんの形の種を付けるのもこの季節です。
[マムシグサ]
[ガマズミ]
そして10月の後半には、本館、東館から紅葉がはじまり、
少し遅れて森の中の紅葉が見ごろを迎えます。
[アオハダ]
[ヤマモミジ]
10月の下旬から11月上旬までは、あちこちで紅葉を楽しむことができます。
そして11月は厚く重なった、やわらかな落ち葉を踏みしめて、
静かな森の中をゆったりと散策することができます。
[ヤマモミジとニシキギ] 10/30 二期の森
森のコンシェルジュ
暖かな陽射しの中で、ニシキギの紅葉が美しく広がっています。
根元から樹木を見上げると、やたらと青空が透けているのがよく分かると思います。
やがて幾日か経つと、木々の葉は残らず落ちてしまいます。
足元には、まるで花びらのような薄紅色の葉がたくさん落ちていました。
森のコンシェルジュ
舘田 貴明
朝晩の冷え込みと暖かな天気に恵まれ、紅葉が見ごろを迎えてきました。
[本館周辺]
鮮やかな緑色だった木々の葉は約1ヶ月かけて、じっくりと色が変わってきます。
[イタヤカエデ]
[イロハモミジ]
日当たりの良い本館、東館周辺が先に色付き、
少し遅れて森の中の紅葉がはじまります。
木々の彩りを気ままに眺め、落ち葉踏みしめ歩く静かな散策路、
二期の森は少しだけ贅沢な空間になります。
森のコンシェルジュ
舘田 貴明
5枚ある花びらのうち、下の方の2枚が長いので
漢字の『大』という字に見立てて、ダイモンジソウです。
二期の敷地内のものは、何故か1枚だけ花弁が長くなってしまっていました。
これでは「大文字」とはいえません。しかも揃いも揃って...。
森のコンシェルジュ
舘田 貴明
森の中で変わった形の実を見つけました。
こちらはツチアケビの実です。
ツチアケビはラン科の植物で、植物なのに葉っぱを持っていません。
栄養は光合成を行う代わりに、すべてナラタケというキノコの菌に依存しています。
アケビの実に似ているので、ツチアケビと名付けられていますが
この実はぱっくりと裂けることはありません。
また、残念ながらアケビのように美味しく食べることもできません。
森のコンシェルジュ
舘田 貴明
秋に咲く花々は小さくまとまり、なんとなく控えめな印象があります。
リンドウの花もちんまりとしています。しかし、ひとつひとつの花はしっかりと
上を向き、日中の陽が差しているときのみ花開き、静かに主張しています。
漢字では[竜胆]となります。これは生薬の「りゅうたん」からきています。
リンドウは健胃薬としての効果がありますが、その苦味も強烈です。
苦さが有名な熊の胆よりも苦いのでは、ということで
熊よりも強い[竜]の文字をあてられてしまいました。
やはり小さな花たちも、見かけにはよらないようです。
森のコンシェルジュ
舘田 貴明
紫の美しい果実をたくさん実らせているのはコムラサキです。
よくムラサキシキブという名前でまとめて呼ばれていますが、
こちらはそのムラサキシキブと同じ属(仲間)になり、
特に規則正しく実をつけるのが特徴的です。
庭木に使われているムラサキシキブのほとんどは、
実はこのコムラサキになります。
正確に分類することも大切ですが、やはりその自然の魅せる
様々な情景を楽しめる感性が大事ですよね。
森のコンシェルジュ
舘田 貴明
大きな葉っぱから飛び出すブラシのようなものは
オオバショウマの花です。
紅葉も間近に迫った二期の森では、季節の最後に咲く花々を
見つけられるようになりました。
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舘田 貴明